「私は誰なのか?」と問いかける時期
自分自身に意識を向けていくときです。 土星はおよそ29.5年かけて、個人のホロスコープ上を一周します。これまで社会生活や他者との関係に焦点を向けさせてきたかもしれませんが、それがいま、自分自身へと戻ってきたところです。
これまでたくさんの経験を積んで、さまざまなことを学んできたでしょう。今度は意識をグッと内側に向けて、自分自身について学んでいくときです。これまでの経験において、自分が何者であると見出しましたか? 人生の目的は? 何をしに人生へやってきたのか、気づいているでしょうか?
これまで培ってきた『他者から評価される自分』や『他者から期待されてきた自分』や『社会の役割や枠組みに合わせてきた自分』を、いまここで一度脇に置いて、まっさらになる必要があります。
そして、純粋に自分の内側からあふれ出る欲求や思いから、人生で何を体験したいのか、何を表現したいのか、自分が何者であるのかを知るために、時間をかけるときといえるでしょう。
そのためにも、いまはあまり長期に渡るような社会的な計画や仕事を始めるタイミングではないかもしれません。いまはエネルギーを外側ではなく、内側へと向こうとするので、充分に自分と向き合う時間を確保したいのです。
この時期は短期でパパッと集中してこなせるようなやり方や他者との付き合い方をするように心がけて、その分、自分自身に目を向けていきましょう。自分と更に深く向き合うようなセラピーやワーク、潜在能力を引き出すための学びや、自身の意識を鍛錬するには、最良の時期です。
「自分が何者であるのか」を深く理解して、その内に秘めている資質とポテンシャルを引き出し、精神を成熟させていくことが、新しく始まる土星の30年周期の基盤となるでしょう。 ここがしっかりと定まっていると、これから進む方向がしっかりと定まり、将来の成功をおさめることにつながります。