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◆土星が第7室を通過するとき◆

パートナーとの約束を果たす時期

ごく親しい特別な対人関係を通して、自分を経験する時期です。 7ハウスの司るパートナーとは、自分から選んだ相手……恋人や結婚相手、仕事のパートナー、師匠やコーチ、先生、親友や上司や部下なども含まれるかもしれません。

単なる友人というより、もっと近く親密で、相手の言動が少なからず自分に影響するような相手との関係が7ハウスの象徴するもの。そういった相手との関係がクローズアップされる時期となるでしょう。

この時期、パートナーとの関係は、いつも以上に気にかかることが増えるでしょう。相手から求められているものが負担に感じたり、相手に求めているものが充分に得られていないと感じたり、あるいは前から薄々と気になっていた関係における欠陥や不服の部分に向き合う必要がありそうです。

いずれにしても、関係から生じる精神的な負担が、気持ちを乱す原因となりやすく「ああ、もう」と、相手に対することに多くの時間とエネルギーを費やすことになるでしょう。

さまざまな状況において「本当にこの人でいいのかな」という思いが湧いてくるかもしれません。場合によっては、この時期に終わりを迎える関係もあります。一緒にいることが負担になったり、あるいは相手にこれ以上の期待ができなくなったりしたときに、その関係は続けられなくなるでしょう。カップルや親友、パートナーとの別離がこの期間に起こる可能性があります。

しかし、そのようなことが起きたときに、逆に関係が改善されて、前よりずっと良いものになる可能性もあります。 そのための方法はとてもシンプル。あなたが相手に期待しているもの、相手があなたに対して期待しているもの、それを誠実に話し合いましょう。

そして、お互いに何を求めて「一緒にいること」を選んだのか、いまひとたび思い出して、一緒に確認しながら、いまのふたりにとっての大切なことを見つけるのです。

シンプルにそこに立ち戻り、お互いが相手との約束を果たす努力をすることが関係改善の鍵となります。関係をつなぐものはコミュニケーション。 うまくいっていることも、いかないことも、なんでも話し合い、一緒により良い関係になる努力ができれば、絆がより深く信頼で結ばれるときとなるでしょう。

ここから土星は15年弱のあいだ、出生チャートの後半ハウスを通過していきます。ここまでのあいだにしっかりと自分と向き合って準備してきた人は、これから大きな活躍が期待できるでしょう。

7ハウスを土星が通過する、いまの時期は、他者からの期待や要求に応えることを学ぶとき。相手の求めにきっちりと応じてみせることで、他者とのあいだに信頼の基盤を得ることができるでしょう。