冬に供給されるために倒されて伐られた樹
A Tree Felled And Sawed To Ensure A Supply Of Wood For The Winter.
寒い冬を乗り越えるために、思いきってあらかじめ、必要となるであろう樹を伐り倒しておいた、というサビアン・シンボルです。水瓶座の守護惑星である天王星が持っている改革の力が、余すところなく発揮されるでしょう。
これが山羊座の改革であれば、樹についている不要な枝葉を切り落とすことで、エネルギーを幹に集中させて、再生と生き残りを図ることになります。
しかし、水瓶座はそもそもローカルな土地に依存しない、無色透明な自分になることを目的としたサイン。一定の場所とのつながりを持たず、代わりに共時性を通して、同じ価値観を持つ仲間たちとつながってきました。ここではあえて、そのつながりさえ断ち切って、真に自立した個人になろうとするかもしれません。
つまり、樹を根こそぎ伐り倒すことによって、他のものに依存することで眠らせてきた力までが目覚める可能性があるでしょう。
この度数を持っている人は、社会の中で大きな改革を実行できる人です。より理想的な環境を作るために、既存のあり方を根こそぎ、徹底的に変える力を持つでしょう。情に流されることなく、全体のために必要なことを自分の力で成し遂げられる人です。
また、他の人の作った仕組みの中には入らずに、真に独立した環境において、一から自身で考えたものを構築していく人もいるでしょう。ときには信頼していた仲間と離れるような経験をすることがあるかもしれません。しかし、それによって、自身の内なる力が目覚めることにもなるでしょう。