冬に鳥に餌をやっている若い少女
A young girl feeding birds in winter.
寒い冬の季節を生き延びることが難しい鳥を、年若い少女が保護して、餌をあげることで自然淘汰の流れから守ろうとしている度数です。これは、どんなに厳しい状況においても、自分自身の純粋さと想像力で乗り越えていくだけの力を身につけた、といえるかもしれません。ここで示されている鳥が、個人の希望や自由の象徴だとすると、自分らしいのびのびとした感性を、自身の手で餌をあげることで、育てているともいえそうです。
また鳥は霊性の象徴でもあるため、ある種の直観のようなものが鍛えられていくことを意味している側面もあるでしょう。あるいは、このサビアン・ワードに示されるように、自分だけではなく、他の人にまで希望を与えてあげたり、その夢を育むことを助けてあげたりすることがあるかもしれません。
いずれにしても、この度数を持っている人は、感受性と想像力がとても豊かで、環境がどのようであったとしても、夢や希望を見失わずに育んでいくことができるでしょう。着実に一歩ずつ、頭の中で描いた理想をかなえていくことができるかもしれません。愛情深く、献身的で、他者を助けたり、環境を保護したりするような立場になる人もいるでしょう。とても純粋でまっすぐな意志を持っているため、その力で現実を変えることができそうです。
シンプルだけれども、強い闘志を秘めていて、何事も自分の手で実現できる人です。直観力もすぐれているため、どうしたらいいのか、ふとひらめていて、理解することもあるでしょう。