ふたつの領域で経験を獲得する
可能性のある男性
The Possibility For Man To Gain Experience At Two Levels Of Being.
ここでいうふたつの領域というのは、現実の世界と虚構の世界。物質的な世界と、精神的な世界。目に見えるものと、目には見えないもの。そういった対比です。その異なるふたつの世界を両方とも体験したい、そのふたつの世界を同時に生きてみたい、という欲求が湧き上がってくるかもしれません。直観力が強いので、この世界が裏と表で相互に支え合っていることが理解できるのでしょう。両方に属することによって、逆側の世界を互いに強化できるという相乗効果も得られます。
また、このふたつとは、人間の持っている、ふたつの異なる側面も示しているでしょう。わたしたちのなかには意識と無意識、物質と非物質、能動と受容といった、相反するものが同時に存在しています。ふたつの世界を体験することによって、このふたつの資質を同時に満たすような、深い満足を得られる可能性があるでしょう。
この度数を持っている人は、実際に環境の異なるふたつの場所で働いたり、まったく違うタイプのふたつの趣味を持っていたり、まったく性格の異なる人たちとのつながりを持っていたりすることがあるでしょう。一方はとても現実的で物質や肉体に働きかけて、目に見える結果を探求していくような世界。もう一方は精神的で、知性に働きかけて、意識を超然とさせるようなものに興味を抱くかもしれません。なかには異なるふたつの名前を使い分けて、活動する人もいるでしょう。
目には見えない内なる想像力を使いこなすことで、現実的な結果を生み出すこともできるクリエイターの要素も持ち合わせています。