古い旗を降ろして
新しい旗を掲げる船の船員たち
On A Ship The Sailors Lower An Old Flag And Raise A New One.
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座という活動宮は、それぞれ春分・夏至・秋分・冬至という季節の変わり目に該当するサイン。これらは、これまでの流れが一旦終わって、まったく別の新しい流れがはじまる切り替わりポイントとなるでしょう。
夏至にはじまる蟹座の最初に該当するここでは、これまでの牡羊座から双子座までの個人を強化していくプロセスが終わり、もっと大きな集合的な意識がひらかれていくことになります。
四番目の星座である蟹座の定位置は4ハウス。これはわたしたちの足元にある地球を指していて、この母体とのつながりを強化していきます。蟹座のプロセスに入ると、わたしたちは一旦、個性を脇に置いて、まわりを取り巻いている社会や過去から続いている伝統や血族とのつながりいったものに価値を見出すことになるでしょう。
この度数を持っている人は、生まれ育った土地や、現在住んでいる土地に馴染み、その場所が持っている歴史や文化や伝統といった価値と同化していこうとするかもしれません。ある種の価値の継承者となりやすく、古くから伝わる伝承や文化を現在でも通用する新しい形で提示する役割を担うこともあるでしょう。同郷の仲間や伝統を大切にして、それらを引き継ぎ、みずから体現する可能性のある人です。
サビアン・ワードにある船と船員たちは、大きな集合体の中で、同一の目的をもった運命共同体のようなもの。ある土地や文化を背景に、ひとつの目標を共有しながら、おたがいに助け合っていく関係におのずと巻き込まれていくことになるでしょう。