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公開日:2021年03月11日更新日:2021年11月10日

環境に馴染もうとみずから努力する人

蟹座は、牡羊座からはじまった流れを断ち切って、個性あふれる個人から、集団と同化する個人を強化するプロセスに入るサインです。蟹座に入って間もないここでは、同化しようと試みる個人と、しかし馴染みきっていない違和感との葛藤が生じることがあるかもしれません。

このサビアン・ワードが示している男性は鹿のファーをまとって、あたかも本物の鹿であるかのようにふるまいながら、他の鹿たちをリードしています。この仲間であるようにふるまうことで対象との同化を試みていることは、蟹座が場の雰囲気に同化しようとする象徴といえるでしょう。

蟹座はそこがどこであれ、その場の空気を読み解き、与えられた環境に馴染んでいきます。その場にいるのが鹿の集団であれば、あたかも自分も鹿であるかのようにふるまいますが、本当の鹿にはまだなりきっていないため、そのギャップが時折のぞいて、孤独を感じることがあるかもしれません。

この度数を持っている人は、自分の置かれた環境や場や関係性にみずから馴染もうと努力するでしょう。それがぴったりとうまくハマると心地よく、その集団を引っ張っていくようなリーダーシップを発揮できます。サービス業や接客にも向いていて、相手の雰囲気や求めているものに応じて、自分を寄せていくことも得意でしょう。

しかしあまりにも相手が異質であったり、場の雰囲気に馴染みきれなかったりする場合には、さみしさを感じたり、ひとりだけで頑張っているような気がしてきたりするかもしれません。そんな繊細さを持っていることを自分自身が理解していることが必要といえるでしょう。

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