人間の服を着て
パレードをするウサギたちのグループ
A Group Of Rabbits Dressed in Human Clothes Walk As If On Parade.
ウサギは野性的であると同時に、月に住んでいるといわれている動物です。蟹座の守護惑星は月ですから、ウサギは蟹座とも縁のある動物ともいえるかもしれません。
月は環境に適応するために、すでにそこに馴染んでいる人を手本として模倣する質があります。模倣はわたしたちのあらゆる成長の原点。幼児期のわたしたちは、まわりの大人たちのふるまいを見て、あらゆること、するべきことを真似することによって覚えていくでしょう。たとえ大人に成長したあとであっても、なにかの技術などを習得するときは、それをすでにうまくこなしている人のやり方を見て、真似することが近道です。
このサビアン・ワードでは、ウサギが人間の服を着て、人間らしく行進することを模倣しています。これはある意味、自分の属する社会に馴染むために、集団で訓練を受けているような姿……幼稚園や保育園で、先生の真似をしながら、団体で行動することを憶えていくような姿に通じるものがあるでしょう。
この度数を持っている人は、自分の本能的な部分を、ある集団の規律に合わせて、律していくことをするかもしれません。また、幼児教育や、ある団体の秩序に人を馴染ませるのを促すことにも適性があるでしょう。
心で感じていること、なにかキャッチした直感を、わかりやすく表現することも得意かもしれません。ともすると、さまざまな方向に揺れやすい感情のリズムをつかんで、心をある一定の方向へ沿わせていくようなこともできるでしょう。