カットする最初の段階にある
大きなダイヤモンド
A large diamond in the first stage of the cutting process.
わたしたちは日常的に自分の内側でたくさんのものをキャッチして感じています。しかし、自分の内側で起こっていることを他者に理解してもらうためには、それを表現する方法を身につける必要があるでしょう。
小さな子どもが、たくさん感じているのに「うまく言えない」「よくわからない」というのは、それをどのように表してよいのか、わからないため。たとえ大人になったとしても、わたしたちは起こっている事実を説明することができても、心の中で揺れ動いているものを伝えることはむずかしいでしょう。
このサビアン・ワードでは、ダイヤモンドの原石という大きな可能性のあるものを、誰から見てもわかりやすく、求められるようにカットしようとしている最初の段階です。内側で感じている主観を、客観できるように研ぎ澄ませていくこと。ダイヤを研磨したり、さまざまな処理を施したりして美しく輝かせていくことは、人の素直な心からあふれ出るものに磨きをかけることに通じるでしょう。
この度数を持っている人は、とても努力家で、自分の持っている資質を磨き続けようとするかもしれません。元々持っている素材たちをきちんと活かして、他者に示すことができるように高めていき、より良い自分になろうと試みるでしょう。
新しいものを生み出したり、技術を身につけたり、なにかを創作する人もいそうです。その過程において苦労することがあったとしても、一身に向かっていくような一途さがあるでしょう。
サビアン・ワードにある通り、ジュエリーや彫金やクリスタルと縁のある人もいるかもしれません。