金色の秤で双子の新生児の重さを量っている
ギリシアの女神
A Greek muse weighing newborn twins in golden scales.
金色の秤を持った姿で描かれることの多いのは正義の女神アストライア。彼女は人の魂を秤にのせて、嘘をついていないか、正直な選択をしているのか、ということを量ります。
このサビアン・ワードでは、双子の赤ちゃんの重さを秤にかけています。ふたりの赤ちゃんの一方は、本能や直感や感情を司っているかもしれません。そして、もう一方は知性や理性に相当するでしょう。双子の赤ちゃんですから、このふたつの相反する質が、ぴったりと釣り合うのかもしれません。
言い換えるなら、これまで当たり前に繰り返されてきた既存の慣習や経験からやってくる判断と、これから体験するであろう見果てぬ未来に対する直観とをバランスよく扱うことのできる人。どちらにも偏らないため、何事に対しても冷静に私情をはさまずに、決断することができるでしょう。
この度数を持っている人は、感情と知性、感覚と直観のバランスがよく、いつもどこか冷静に、まわりと自分自身とを見ているようなところがあるかもしれません。自分のなかにあるものをすべて使って、しかしそのどれにも肩入れせずに、正直な判断をしようと試みるでしょう。
他者に対しても、まっすぐに相手を見ているところがあるため、落ち着いて判断することができるはず。結果として他者から頼られたり、相談にのったりすることも増えやすいでしょう。新旧の知性を自在に使いこなして、旧来からの考え方と新しい合理的な思考とのバランスをとることも得意かもしれません。
いろいろなタイプの人たちとも、仲良くやっていくことができるでしょう。