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公開日:2021年05月01日更新日:2021年11月10日

来歴からいまの自分を確信する人

長いあいだ、人々から忘れられていた古来の彫刻には、当時の人たちの思想や生き方が刻まれています。そこには文化や時代背景が違えども、現代を生きるわたしたちと同じように真実を探求し、ひとつの考えに行き着いた人たちが確実にいたということが示されているでしょう。もしいま、自分たちが時間をかけて探求し、仮に何かを見つけ出したと思った真実は、もうすでに別の誰かがずっと前に発見しているかもしれません。そんなことに気づかされるサビアン・ワードです。

繰り返し試して、実践し、研究してたどり着いた成果であっても、いつかどこかで誰かがすでに似たようなことをやっていた可能性があります。広く文献をあたって、その事実に巡り会ったときに、自分の発見が特別ではなかったのだという落胆とともに、自分の発見は間違いではなかったのだという正当性を容認されたかのような、ふたつの思いを得るかもしれません。

この度数を持っている人は、自分の志した分野において、その来歴を詳しく知ることが、未来へ進むための手がかりとなるでしょう。実際に試してやってみたこと、知り得たことが、すでに先人の考え出したものの中にあるかもしれません。それらを知ることで、いま自分が取り組んでいることに示し合せると、しっかりとした手ごたえを持ちながらも革新的に進んでいく道を見つけ出すことができるでしょう。

誰かの残した成果が役立つのは、あなた自身が実際にいま、同じような体験をしているから。実践の中で過去の知恵を活かしていくことができるでしょう。

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