おもちゃでいっぱいの病院の小児病棟
In A Hospital, The Children's Ward Is Filled With Toys.
自分の生まれ育ったローカルな土地の文化や慣習を受け継いで、その場所がもっと良くなるように、ずっと安定した基盤が続いていくようにと模索して働き続けてきた山羊座ですが、自分たちのしていることは別の時代の別の場所でも似たようなことがくり返されているのだと気づかされました。それを踏まえた上で、根本から社会の普遍的な可能性を考えたときに、いまの大人を変えるよりも、子どもに与える教育の質を変えた方が、土台そのものが変わることに目をつけます。人間の持っているその才能と可能性を存分に引き出すためには、心を抑圧させるのではなく、解放させることがカギだと思い至ったのかもしれません。
小児病棟には傷ついた大勢の子どもたちが集まります。たくさんのおもちゃを使って、彼らの情操を目一杯引き出そうとするサビアン・ワードです。
この度数を持っている人は、日常の何気ない行為の中にも小さな喜びを見出そうとするでしょう。もしかすると、過去に自分で自身を抑圧して苦しんだ経験があるかもしれません。そして、自分の心に嘘をついたり、本音を隠したりすると、結局は自分が苦しむだけなのだということに思い至り、それからあとはのびのびと正直に生きることを選ぶでしょう。そのためのリハビリ時間も必要かもしれません。
また自身の経験から、インナーチャイルドの癒しと関わったり、子どもの情操教育に興味を持ったりする人もいそうです。人を根本から変えることに興味を持って、そのためのプログラムを作ったり、実際に教えたりする人もいるでしょう。