祭祀のあいだ歌い続けている隠れた聖歌隊
A Hidden Choir Is Singing During A Religious Service.
荘厳な祭祀が行われているあいだ、ずっと聖歌がどこからともなく聞こえ続けています。しかし、歌が聞こえていても、歌っている聖歌隊の姿はどこにも見えません。だけれども、その場に聖歌がなければ、祭祀の荘厳さは半減するでしょう。バックグラウンド・ミュージックとして、祭祀そのものの演出をしているのです。これは全体のために見えないところへと貢献する姿勢ともいえるかもしれません。
聖歌隊が必要以上にでしゃばったり、自分たちの存在をアピールしたりしないことで、祭祀の厳かさが際立つのでしょう。全体のために働くということは、そのような側面があります。主役のために、他の者たちが名を隠して働くこと。そこで功名心を逸らせることもありません。
それが全体のためだということを理解している人たちが、個々の主張を抑えて本当の貢献ができるのでしょう。
この度数を持っている人は、自分の属している組織やグループをうまくいかせるために、全体を見て、そのバランスを取りながらも、同時に黒子に徹することができそうです。表にしゃしゃり出ることはなく、しかしさりげなく機知をきかせて、みんながうまくいくように調整するでしょう。
それを自分がしているのだと主張することはしませんが、かといって押さえるところはしっかりと押さえて、メリハリを利かせるような良い仕事をするでしょう。みんなで作り上げたものが成功することが喜びとなり、そのために大きく力を尽くします。本当に仲間想いの人だといえるでしょう。