そうなった理由を
ドラマティックに熱く語る女性活動家
A Woman Activist In An Emotional Speech Dramatizing Her Cause.
ごく身近なありふれた環境の中で、どうにかしようとしてもうまくいかないことや、どうしても納得できないこと、個人の自由がどんどん奪われるようなことが起こると、人は『こんなことはおかしい!!』と感じるようになるでしょう。人がなにかしらの信念を抱くには、そこに至るまでの過程や原因が必ずあるはずです。そして自分の抱いている信念が誤ったものではなく、普通にあるものなのだと確信するためには、他の人たちも同じような思いを持っているのだと確認する必要があるかもしれません。
そのために自分の中にある思いを、このサビアン・ワードでは、女性活動家が熱く語っているのでしょう。自分に起こった身の上をドラマティックかつ情感たっぷりに語ることで、それは聞き手の心を揺り動かし、自分にも同じような経験があると思い起こさせることになるかもしれません。それは人が無意識のうちに感じていたものを、表舞台へと引っ張り出すことにもつながるでしょう。
この度数を持っている人は、自分の内側で感じたり、思ったりしていることがなんであれ、それをまわりの人たちに伝えていこうとするかもしれません。それは個人の意志から生じているため、クールに淡々と語るというよりも、どうしてもおのずと気持ちが入り、情感たっぷりに熱がこもるでしょう。その態度が人々の心に火をつけて、動かすことになりそうです。
無自覚のうちにまわりの人たちを扇動したり、多くの気づきを与えて喚起させたりすることがあるかもしれません。意識的に個の質を活かすと、マスコミ関係や広報、政治活動などに役立てることもできそうです。自分の内側に熱い思いと理想とを秘めているでしょう。