森の中の部族のキャンプから出てきている
ジプシー
A Gypsy Emerging From The Forest Wherein Her Tribe Is Encamped.
ジプシーは一か所に定住することなく、各地を転々としながら流浪を繰り返していきます。このサビアン・ワードのジプシーは森の中に安住するという道を選ばずに、あえて安定のない刺激的な環境に身を置くことを選んだのでしょう。そうすることで、いつも世界に対して意識がひらき続けることになり、変化に対して柔軟に対応させられるような生き方をすることができます。
ある土地に縛られる生き方は安定しているかもしれませんが、ひとつのパターンを作り出して、考え方や価値観を偏らせることにつながるでしょう。自分の持っている可能性をひらき、多様な生き方に目覚めるために、あえて一か所にとどまらずに、さまざまな体験に身を置こうとすること。すると当然いろいろな出来事と遭遇する可能性がありますが、それこそ、この人の願ってもいないことといえるでしょう。
この度数を持っている人は、ジッとひとつのことに集中するよりも、あちこちへ出かけたり、いろいろなことを試してみたりしたがるかもしれません。面白く刺激的なものを求めて、自分の足で情報を集めようとするところもあるでしょう。好奇心が強く、どんなことでもやってみようとしたり、あまり馴染みのない異質なものにも興味を持ったりすることもありそうです。
新しい考え方や生き方に興味を持って、実際にやってみることにもなりやすいでしょう。変化が多く、変わり続けることにこそ、人生の醍醐味を感じるところがあるかもしれません。