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公開日:2021年04月01日更新日:2021年11月10日

世界に対して自分自身を見せていく人

後半の6星座では、わたしたちが本格的に他者と関わり、社会のなかで活躍していく過程がやってきます。前半の6星座において、自分たちの内にあるものを活性化し、徹底的に磨きをかけてきました。天秤座ではまずその視点が逆転して「他者から見られている自分」「他者から期待されている自分」を把握します。

わたしたちはお互いに無意識のうちに、自分の内側にあるものを相手に投影して、期待しながら接しているでしょう。そして、相手からの期待に応えることによって、その相手との関係が良好になっていきます。

より多くの人とめぐり合い、関わり合って、その期待に応え続けることで、わたしたちはより多くの人たちに受け入れられるだけの人格を獲得することになるでしょう。そうして、社会のなかでどこへ行っても、誰といても、馴染むことのできる自分自身になることが、天秤座の持っているテーマといえそうです。

この度数を持っている人は、対外的な他者との関わりのなかで、しっかりと自分を打ち出していくことになるでしょう。サビアン・ワードに描かれているシンボルは、標本にされた蝶ですが、わたしたちはそれを見たときに「この種類の、こんな蝶」と特定できます。さらにそこから「わたしはこの蝶、好き」「わたしはあまり好きじゃない」「羽の模様が綺麗」「もっと華やかなほうがいい」といった、多彩な感想が聞こえてくるかもしれません。

この人々の本音こそが、自分を磨くための鏡の声。返ってきたもので、自分を知り、より良くなるように磨くためには、まずしっかりと自分を見せていく必要があるでしょう。

オープンに自分を表現していく人といえそうです。他者はさまざまな感想をもって、この人を見ていきますが、それを多く集めるために、世界に自分を開き続けることになるでしょう。

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