環状の道
Circular Paths.
環状の道というのは、らせん構造になっていて、規則正しい円形の道を繰り返しまわりながら、少しずつ上昇していくように作られたもの。同じようなリズムを刻み続けること、同じ作業を何度も反復することで、少しずつ全体のレベルが引き上げられていくということと関係するでしょう。
道を歩くとき、わたしたちは右足と左足とを交互に出していく必要があります。片方の足を前に出したとき、もう片方の足を後ろに引くことで歩みは進むでしょう。
異なる二つの部分を交互に使うこと……男性性と女性性、与えることと受け取ること、顕在意識と潜在意識、その対比の繰り返しがわたしたちを成長へと導きます。ひとつの学問についてインプットとアウトプットを繰り返すことで、それはやがて自分だけの深い理解として身につくでしょう。
もっと自在に知識を扱い、ひとつの物事に対する見解を深めるために、同じことをコツコツと繰り返すことが役に立つはずです。
この度数を持っている人は、とても努力家であり、ひとつの知的体系を扱うために時間をかけて繰り返し、学び続けることができるでしょう。自分の内側から生じた理解と外側から与えられたものを対比して学んだり、ひとつのことを深く考えて、またそれらを潜在意識の領域で練り上げたりすることで、その分野の知識を自在に扱えるようにもなりそうです。
時間はかかりますが、自分だけの道を作っていくことができる人です。時間をかけて大きな仕事を成し遂げることができるでしょう。