湾で出入りしている船を眺める引退した船長
A Retired Sea Captain Watches Ships Entering And Leaving The Harbor.
船旅には危険がつきもので、いつも思うようにうまくいくばかりではありません。天気が急に変わるかもしれないし、潮の流れも変わるかもしれません。船体のコンディションも何かの拍子におかしくなる可能性があります。そしてもし何かトラブルが起こったら、それは命の危機につながりかねないでしょう。
もしトラブルが起こって、あまりの危機的状況にパニックに陥ったときは、一旦陸に引き上げて体制を整え直すことも必要です。ここでいう船旅とは、わたしたちが外の世界の大勢の人たちと関わっていく航海だということ。いろいろなタイプの大勢の人たちと共に何かを作り出し、何かをめざしていくのは、いつもうまくいくばかりではありません。時に意見の食い違いから、激しく傷ついたり、傷つけたりといったことが起こるでしょう。
そんな時はその場から一度離れることで冷静な自分を取り戻し、何が起こっているのか、どうすれば良いのか、客観的に見てみることも必要かもしれません。
この度数を持っている人は、対人関係において、いつもどこか静かで客観的に相手のことや全体の様子を窺っていることがありそうです。その場を明確に分析して、何が起こっているのか、どうすればうまくいくのかということに常に気を配っているようなところがあるでしょう。
それゆえに自分自身が対人関係のいざこざに巻き込まれそうになったり、緊密な関係において身動きが取れなくなったりしたときは、さっと一歩退いて、そこから離れるようなところもありそうです。そして直接的に対話を重ねるのではなく、客観的に相手を理解したり、解決法を調べたりすることで、別のベストな道を探すことになるでしょう。
人の心の動きや傷がどのようにできて、どのように癒されるのかということについて詳しくなるかもしれません。