左側に三枚目の羽を持つ蝶
A Butterfly With A Third Wing On Its Left Side.
蝶が持っている羽は通常、左右対称の二枚ですが、このサビアン・ワードの蝶は、さらに三枚目の羽が体の左側についています。この羽は人間の身体でいうならばオーラのようなもので、はっきりと目に見えるわけではありませんが、強い光に当ててみると、ぼんやりとその輪郭にそって光って見えるものが感じられるでしょう。それは生きているすべてものが発しているエネルギーともいえるかもしれません。
そして体の左側というのは通常、女性性が象徴する場所であり、受容する質。ここにもう一枚羽があるということは、目には見えないエネルギーや雰囲気を察して受け取る能力が際立っているといえるかもしれません。
わたしたちが表面上、見せているものと、その本質で感じていることがズレるということはしばしば起こります。わたしたちは社会通念上、自分で感じていることよりも、その場にふさわしいことを優先してしまうことがあるでしょう。しかしこの三枚の羽を持っている蝶は、そのズレをすばやく察するかもしれません。
この度数を持っている人は、非常に感受性が鋭く、目には見えない雰囲気や本質を感じとることができるでしょう。しばしば表面で起こっていることとは別の、もっと深いところの本音にも気づくかもしれません。そしてひとたび、それに気づいてしまったら、もうそれに気づかないフリをすることはできなくなるでしょう。
そのためにまわりの人たちとズレを感じたり、自分だけがまわりの流れに合わせられないと感じたりすることも起こるかもしれません。
しかし天秤座にとって大切なことは、自分のハートに正直に生きること。たとえまわりと違っていたとしても、自分を貫くことが結果的に良かったと思うことになるでしょう。
またアーティスティックな感性にも、恵まれるので芸術の分野に適性がありそうです。