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公開日:2021年05月20日更新日:2021年11月10日

大きな意義のために自分自身を捧げる人

ひとりの青年が軍に入隊し、軍服を与えられ、教育を受けます。そこで国を守るという行為は神聖な役割であり、多くの人たちの平和と秩序を守るための尊いことなのだと理解するかもしれません。そこにいるうちに青年は、自分が大きな使命を担っていることを深く理解して、訓練により一層励むことになるでしょう。

やがて青年は将校となり、行進の際には堂々たる気持ちで、自分たちの役割を世に知らしめているかもしれません。

人間が知性と同時に得たものは想像力であり、また多くの人たちとそれを共通して認識する力も持ち合わせています。「この紙には価値があるのだ」と全員が共通して想像するために貨幣経済は成り立っています。現代人の生活は、ほとんどがその実体ではなく、その実体が纏うイメージや付加価値によって翻弄され、選択されているでしょう。そしてわたしたちはそこにいることで容易にその価値に溶け込み、それこそが神聖で正しいことなのだと信じて、そのイメージの通りに振る舞おうとするのかもしれません。

この度数を持っている人は、何か大きな役割のために自分を捧げることができるでしょう。それはある集団の持っているイメージだったり、価値観だったり、教義であったり、宗教の教えだったりするかもしれません。少なくとも、その集団の全員が共通の認識として抱いている価値を、そこに属し、染まることで、みずからもまっとうしようとするでしょう。

魚座は個人を超えて全体とひとつになることをしていくサインであるため、ここでは個人の意思がより大きなものと同化していきます。仕事にやりがいを見つけると、そのために個人的な生活の一部を犠牲にするような働き方をする人もいるでしょう。大義のために働くことにやりがいを見出す人です。

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