降霊会で実体化された媒体
A "Materializing" Medium Giving A Seance.
現在は物質社会であり、そこでの主役は人間。人は万物を支配して、そこにあるものはなんでも自由に使っても良いと思っている節があるでしょう。
母音言語を話す日本人には、自然を感じとり、それらと共存しようとする感性があるはずです。しかし、それでもなお物質主義・資本主義が基盤となっている社会においては、人間の生活が良くなっていくことが前提とされており、そのために自然が失われようとしているかもしれません。
魚座は、土星に制約された人間の管理社会の枠組みを取り払って、本来持っている感受性を取り戻すことを助けるサイン。そこでは人間は一種類の動物に過ぎず、他の生き物や自然の存在たちと目には見えないレベルにおいて交流し、また共存しようと試みるでしょう。
サビアン・シンボルにある降霊会において、霊媒師は媒体となる物質……例えば水晶やカードや岩や紙や本などの依り代になるものを差し出すことで、そこから自然が示すメッセージを得ようとしています。そしてそのようにして得た自然からのメッセージに従って生きること、それを現実にすることをしていくでしょう。
この度数を持っている人は、非常に鋭い直感力の持ち主で、何かを媒体としながら、自然がいま、わたしたちに求めていることを理解しそうです。そしてまたそのようにして得たことを実際の生活の中で実現しようと行動に移すでしょう。
世界にはいま、自然の声を聴く力を失って、誰かに言われるままに生きている人が多くいるかもしれません。
その世界の中であなたは正直に自分を語って、実現することになるでしょう。勇気があり、そして自然の存在と共に生きるという理想を実行する人です。