大木の枝に独りで座る老いたフクロウ
An Old Owl Sits Alone On The Branch Of A Large Tree.
夜行性のフクロウが一羽で、大きな木の高いところに止まっています。フクロウは知恵の象徴ですが、老いたものはより多くの知恵を持っているでしょう。そして高い場所から俯瞰して、昼間に人々が活躍する姿ではなく、本音が自然と漏れ出てくる夜の姿を観察しています。スパイや忍者のようなものを連想させるサビアン・ワードといえるかもしれません。
全体の大義名分のために身を隠して暗躍するのは、どちらかというと魚座の象徴です。射手座の目的は、人々の心に火をつけて盛り上げること。同じ影の活躍でも、裏工作をして人の気持ちを煽ったり、盛り上げたりすることが得意というそうです。
仕掛人として、どこに火を投下したら起爆するのかを見極めるには、裏の事情に通じていなくてはいけません。誰が力を握っていて、どのように働き、人々がどうしたら動くのか。それら全体の流れを把握することで、大きな物事を動かす力を手に入れるでしょう。
この度数を持っている人は、表向きは淡々としていながらも、ものすごい情報通で、その場の人の動きやその裏の事情にまで通じている、ということがありそうです。個人的なゴシップにはさほど興味はありませんが、それが全体にとって何が重要なことを示しているのであれば見逃すことはありません。
あまり多くを語りませんが、いつもどこかでジッとみんなの動向や性格を眺めて、把握しているようなところがあるでしょう。必要に応じて裏から手をまわし、場を刺激して、みんながある方向へと向くように仕向けることもできそうです。