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公開日:2021年04月20日更新日:2021年11月10日

地に足をつけて生きる訓練をする人

いずれの星座もその半分の折り返し地点を過ぎる頃から、自分の足りないところを埋めるために、向かいの星座の質を学び始めます。射手座は前半の15度までのあいだに、視野をめいっぱい広げて、可能な限り、精神を自由に羽ばたかせてきました。その成果が実って、深く広い見解と高い意識が身についたのですが、しかし実際の現実世界では多くの人たちがそのことに関心を寄せず、気づきもせずに、目の前の忙しい日常に追われて暮らしています。

ここで射手座は向かいの双子座の力を取り入れます。すなわち、獲得した高度な意識や叡智を日常の中でどうやって生かすか……というテーマです。空を飛んでいるカモメが高い意識を得た射手座の感覚だとすると、海を進む船は現実という大海原を進む、地に足のついた日常感覚といえるかもしれません。

この度数を持っている人は、しっかりと地に足のついた感覚を得るために、あえて自分の興味とはまったく関係のない実務的な仕事をしたり、どこかの団体に所属したりすることがあるでしょう。それが大して面白くなかったとしても、日常を生きるためにはそれらが必要であり、そこから多くの「普通」の生き方を学ぶかもしれません。

精神的な学びに興味をもって、いろいろなことを勉強する可能性がありますが、あくまでそれでは趣味の教養の範疇としておいて、現実の中では実際的な環境からなかなか離れないでしょう。

柔軟性と共に依存性が高まりますが、まわりからの求めに応じる生き方を選ぶことで、さまざまな現実的なやり方を学ぶ人です。

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