祈祷の儀式のために
火のついたキャンドルを運ぶ若者
A Youth Carries A Lighted Candle In A Devotional Ritual.
ある宗教的な儀式のために若者がキャンドルを運んでいる、サビアン・ワードです。おそらくその儀式は、同じ意思を持った仲間だけが参加を許された特別なものでしょう。ひとたび、そのような秘密の儀式に参加すると、仲間の結束が強固に結ばれていき、その共通項となっている教義や価値観が自分の隅々にまで入り込むことになるかもしれません。何かに入信する、特定の誰かと深く関わるということは、このような通過儀礼を通り抜けることであるのでしょう。
蠍座は自分と他者の間に深い結びつきを作り出していく星座。宗教儀式に限らず、ある人や仲間たち、あるいは物事に対して深く関わっていき、そのすべてと自分自身とを同化させていくようなことが起こるでしょう。表からは計り知れない秘密と特別な時間を分かち合った相手とは、心の深いところで結ばれることになるかもしれません。特定の深い結びつきを持った恋人同士にも、こういう側面があるでしょう。
この度数を持っている人は、何かの対象に深く入り込み、それとどっぷりと関わることで、大きな充実感を得ることになりそうです。その対象は恋人であったり、何かのチームやグループであったり、研究であったりするかもしれません。
それが何であれ、一途に没頭するような真摯さがあり、それが強く発揮できるほど、気持ちが満たされるでしょう。
若者が持っているキャンドルの炎は、心の中に宿る意志の強さ。情熱をひたむきに傾けることができる人です。