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公開日:2021年04月10日更新日:2021年11月10日

心の深みに触れることを
仲間と分かち合う人

夕食は一日のうち、最も豪勢なものを家族みんなで集まって、ゆっくりと語り合いながら、共にいただきます。誰かを夕食に招いて、共に過ごすことで、おのずとその人との距離は縮まり、親密な関係を作り出すことができるでしょう。ひとつの食べ物を分け合う行為は、愛や滋養を分け合う行為であるともいえるかもしれません。

ここで結びついている古い仲間とは、単なる昔馴染みというだけではなく、もっと心の深いところで何かを約束していたかのような仲間といえそうです。同じものを志し、深いところから共感し合えるような仲間……深いところから心を分かち合うためには、各々が自分の心と深く向き合い、内側で起こっていることをよく見て、受け入れている必要があります。自分自身の深みを知らず、つまりまだ心の中に見ていないもの、気づいていないことがたくさんある内は、真の意味で他者と共感することができないでしょう。わたしたちは自分自身の内側の深みに触れることで、他者のそれを理解することができます。

この夕食会は、それぞれが自分の深みに触れた人同士の、真の共感の場といえるのかもしれません。

この度数を持っている人は、自分の深みに触れ、またそこから他者と多くを分かち合うことができるでしょう。お互いの深い領域に踏み込み、そこにある真実をつかんで、共感し合うことができます。

またそのように関わらないのであれば、それは表面的な関係に過ぎず、相手を信頼しきれないかもしれません。そこにあるものが何であれ、心の内にあるものをさらけ出しあった相手とは、真の友情を感じて、どんなことでも語り合い、何があっても正直に話し合いながら、乗り越えていくことができるでしょう。

それこそが古い仲間。深く結びついた人たちと共に働くことに喜びと充実を得られる人です。

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