野生の鴨を撃っているハンター
Hunters Shooting Wild Ducks.
蠍座は物事の表面的なことにはあまり興味がなく、真実を深く探求していくサイン。しかし、ひとたび核心に触れることで、これまで見えなかった、さまざまなことを思い知らされることにもなるでしょう。裏に隠された事情や、真の理由が見えてくると、ただ一方的に与えられていたことに対して、額面通りのままに、素直に受け取ることができなくなるかもしれません。
これが水瓶座であれば「おかしい」と感じたときに、その集団から離れて、独立し、自分の信念を共有できる仲間を集めて、新しいやり方を始めるでしょう。しかし蠍座は自分の属している集団の方を変えようと説得を試みます。
だけれども強固に完成された社会の秩序や集団の意志は、そう簡単には変わりません。社会の中にいる人全員が蠍座のように物事を深いレベルで理解しようとすることはなく、何も考えずに仕組みに従い、まわりに合わせている人も多いでしょう。そこに苛立ちを覚えて、時に人々に強く訴えかけようとするかもしれません。
また、ままならない現実に対する衝動的な怒りが湧き上がってきて、フラストレーションが募ることもたびたびありそうです。
この度数を持っている人は、まわりの人たちに真実を訴えようと、どうにかして、強い力を浸透させようとすることがあるでしょう。みんなに強いインパクトを与えようとするため、その試みはうまくいくこともありますが、大きな物事に対しては、なかなか思いが伝わりきらずに、苛立ちを覚えることもありそうです。
そのような時に、自身の怒りを上手に発散する術を持つことが大切です。それがなければ、衝動的に高まるフラストレーションを相手にぶつけてコントロールしたくなったり、相手を恨んだりしたくなるかもしれません。自分自身のエネルギーや衝動を吸収してくれる対象があると、冷静に世界と向き合うことができそうです。