自分の庭の花に水をやる女性
A Woman Watering Flowers In Her Garden.
ひとりの女性が自分の家の庭の花たちを、丁寧に大切に慈しみながら育てています。ここで水をやるのは、あくまでも、自分自身の庭の花。個人的な欲求から生じる美意識や自己愛といったものを、時間をかけて大切に育てていく姿が描かれたサビアン・ワードといえるでしょう。
庭の花を育てるためには、毎日、定期的に手間暇をかけてお手入れをする必要があります。自分の内側にあるもので、コツコツと時間をかけて育てていきたいものに意識が向けられて、集中して、実行していくことになるでしょう。
たとえば、毎日すこしずつお稽古ごとのレッスンをしたり、美容のために時間を使ってマッサージやストレッチをしたり。ファッションセンスや色彩センスに磨きをかけたり、趣味や楽しみの時間を作るように心がけたりして、自分の中にある喜びと美意識とを成長させていくことになるかもしれません。
この度数を持っている人は、自分自身の内なる感受性に忠実で、良いと感じたものや、好きな行為を何度も繰り返して磨きをかけていくことがあるでしょう。美しいものや、心地よい行為が大好きで、心を深く動かされるものに集中して、じっくりと養分を与えるように育みます。そうして手塩にかけて育てたものが、自分自身の人生のうるおいとなり、生活の隅々に至るまで、喜びに満たされていくことを望むでしょう。
生きる喜び、というのは牡牛座のメインテーマです。自分の内側が豊かであることにこそ、しあわせと充足感を見出す人です。