部屋の開いた窓を通して
古いバッグを虫干ししている女性
A Woman Airing An Old Bag Through The Open Window Of Her Room.
女性のバッグの中には、その人の大切なものがたくさん入っています。それがないと落ち着かないもの、安心できないもの、失ったら困るもの、自分にとって大切な価値のあるもの……。
バッグを虫干しするためには、それらを一度すべて取り出して、どこかに置いておく必要があるでしょう。そしてバッグを隅までしっかりと開いて、風通しの良いところでリフレッシュさせていきます。
バッグを虫干しするように、自分の中にある思いこみや古いパターン、所有欲や自己価値の基準などを一度すべてリセットしようと試みるのが、このサビアン・ワードの特徴です。自分の価値観をゼロにすることで、再びまっさらな状態から考え、創り始めようとするのでしょう。
この度数を持っている人は、自分の力を解放し、手放すことによって、新しい能力を身につけようとすることがあるかもしれません。そのために古いやり方や知識や技術に執着することはなく、あえて自分のすでに知っているものや、持っているものをすべて公開したり、教えたりすることがあるでしょう。
バッグを所有しているということは、その中に入れる、さまざまな価値ある才能や力や技術や知識を身につけているということ。
しかし、過去に身につけたものだけにこだわることはなく、常に新しい手法やアイデアを手に入れるために、惜しみなく手放していくでしょう。そうすることでその時々の時代に合った柔軟で面白く斬新なアイデアや技術に恵まれるかもしれません。いつまでも若々しい感受性を持ち続ける人です。