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公開日:2021年03月13日更新日:2021年11月10日

限界を超えようとしたときに
自分の影と出会う人

自分自身の主観的なこだわりをとことん突き詰めていき、客観的に扱えるように整えていくことが乙女座の持っているテーマのひとつです。細部にこだわりのある乙女座は、どんどんマニアックに走っていく可能性がありますが、それを探求していくと、今度は自分自身のアイデンティティを支えている基盤そのものを超えようとするかもしれません。仕事をし過ぎて身体を壊したり、健康に気づかうあまり食べられないものが増えたり、用意周到になり過ぎて恐れが増大したりすることがあるでしょう。細部に入り込み過ぎた結果として、全体としての統合性が失われる危機に陥る可能性というのがあります。

あるひとつの方向にだけ突出して成長したものは、その背後におざなりにしてきた存在たちを際立たせることにもなるでしょう。ひとつの考えに執着して「これが正しい」と思いこむことは、それに反するあらゆる影の力を強めることにもなりかねません。その影を見るチャンスが訪れる、というのが、このサビアン・ワードに含まれているでしょう。

この度数を持っている人は、なにかをやり始めると夢中になって、とことん突き詰めようとするかもしれません。自分の限界までこだわりを探求していくと、そこで本当に正しいことがなんだかよくわからなくなったり、それに反発する意見に遭遇したりすることがあるでしょう。その落差によって、動きがぴたりと止まり、これまでの自分を振り返ると同時に、これから先になにを信じればいいのか、わからなくなるかもしれません。

しかし、そんなときこそ、おのれが切り捨ててきた影を統合するチャンス。人生にとって本当に大切なものを改めて思い返し、影を拾い集めるたびに、生き方や考え方の幅が厚みを持つことになるでしょう。

そして以降はバランスのとれた選択がしやすくなるかもしれません。

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