赤ちゃんのなかに深い願望を見出す
母親とそれに応じる息子
In Her Baby A Mother Sees Her Deep Longing For A Son Answered.
本来、親と子は別の人間ですが、親からみると、子どもは自分の創造物。子どもをなかば自分自身と同化した存在とみなし、そこに自身の願望を投影して、その願望通りになることを期待し、その思いを受け取った赤ちゃんが、それに応えようとしているサビアン・ワードです。
ここでいう赤ちゃんというのは、現実には自分のなかに芽生えた自分自身に対する希望や理想のようなものかもしれません。それがどんなに小さなものであっても、ひとたび「こうしたい」という気持ちが芽生えたなら、なにがあってもそれを貫き、達成しようとする強い気持ちが表れているでしょう。ある種の完璧主義が高まるシンボルでもあるかもしれません。
乙女座はみずからの能力を高めて、より質の良い成果をあげることを目的としますが、ここではその思いが非常に高くなり「達成させることへの意欲」が、その人のなかの大部分を占めるようになるでしょう。
この度数を持っている人は、意志の力が強く、ひとたび自分で思い立ったものに関しては、どんなことをしてでも達成させようとするかもしれません。そのために水も漏らさぬ計画を立てて、目に見える世界のすべての隅々までを、意識の管理下におこうとするでしょう。
完璧主義の傾向が高まるため、あらゆるものを周到に準備して、決して失敗しないように万全の注意をはらうかもしれません。ひとつのテーマを定めたら、徹底的にこだわって、すべてに対して自分の意志ややり方を貫こうとするでしょう。
そのため、まわりに対しても、意志を押し付けるような場面がたびたび出てきそうです。そのようにして達成する体験が、深い満足につながるでしょう。