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◆土星が第6室を通過するとき◆

自分を整える時期

これから先の未来のための大切な時期です。 この時期に努力して身につけたことは、これから1～2年後に、ひとつの形として結実するでしょう。

6ハウスのテーマには鍛錬や修行といったものがあります。これからしばらく、自分がもっとも表現したいもの、習得したいものを努力によって磨き上げるときとなります。

それはいま「もっと上手になりたい」「これができるようになったらいいな」と思えるものが望ましいでしょう。それに磨きをかけて、本当にうまくなったとき、それは単なる個人的な好みを超えて、他者や世界に対して役立ち、周囲から求められるものとなっていきます。

何ができるようになりたいですか？

どんな技術や知識を通して、自分を表現してみたいでしょうか？

自分の内側にある欲求をしっかりと形に落としこんで、仕事や専門性として通用するレベルまで磨く努力をするときです。これまでやってきたこと、学んできたこと、歓びと共に表現したいことが、しっかりと社会で通用するように、ひとつずつ丁寧に整えていきましょう。

自身のなかの完璧主義が過ぎると、責任を重く感じすぎたり、自分には無理だと思ったり、「自分には遊びぐらいでちょうどいいのだ」と思うかもしれません。

しかし、これはどんな分野においても、人が活躍するために通過するプロセス。プレッシャーを強く感じるときは、もともとの「できるようになった喜び」から、かけ離れている可能性があります。

あくまで主体にあるのは、自分がワクワクする気持ちと共に情熱をもって表現したいこと。 それが義務や圧力になってしまうと、自分で自分の可能性を押し潰してしまいます。

別の観点では、この時期に仕事を通して不満を抱いたり、雇用主や上司とのあいだにトラブルが発生したりする可能性があります。上からの要求を理不尽に感じたり、頑張っているのに認めてもらえなかったりすることが起こりやすいでしょう。

そんなときは理不尽さを呑み込んでしまわずに、自分のために、どんな風に仕事していきたいのか、そのためにどこを磨きたいのかを見極めることです。「言われたからする」のではなく「自分の意志でこうしていきたい」ことが大切です。そのために、ここで働き続けるのがよいのか、違う道があるのか、誠実に自分と向き合って考え続ける必要もあるでしょう。

また6ハウスは健康を司る部屋でもあるので場合によっては、この時期に病気になったり、健康問題が生じたりする可能性があります。もし、不調が起きたら、日頃の仕事のやり方や日常のエネルギーの使い方を見直したいときです。

身体のメンテナンスをすると同時に、本当にしたいことをするための、適切なエネルギーの使い方や自分の身体のケアを学ぶことが大切な時期となるでしょう。 生活習慣を見直して、必要であれば、もっといまの自分に適したものに変えていくと良さそうです。

これからますます活躍するための技を磨き、職場を安定させて、身体とエネルギーの使い方を習得するときです。しっかりと意識して「自分の扱い方」をマスターしていきましょう。