【社会のなかで実際に使える有益な価値あるものを創り出して、誰からも認められること】が山羊座の土星を持つ人のテーマといえそうです。
占星術の世界では、土星は山羊座と縁の深い守護惑星。
土星が山羊座に位置するのは、本来の本拠地に還り、力を発揮できる配置といえるでしょう。
土星のポジティブな特質が際立ち、活躍することが期待できます。
実務的な処理能力や、物事をルール化する力、倹約して無駄なく切り盛りする手腕や、目的のためにグループを組織化する力などが才能として表に出てきやすいでしょう。
あらゆる社会的な分野で成功する可能性があります。
社会のなかで意味ある偉業を成し遂げるかもしれません。
どのようなことでも先行きを見すえて計画を立て、実行することができるでしょう。
山羊座の土星を持つ人は若い頃からしっかりしていて、大人びて見られることが多いかもしれません。
精神的に早熟しやすい性格といえるでしょう。
義務や役割や責任を要求されると、しっかりと『果たさなければ』と感じることが多いようです。
どんなことであっても真面目に応えようとするため、まわりから要求され過ぎないことが必要かもしれません。
期待されるとそれに応えようとして、楽しむことよりも、義務や責任を優先して選んでしまうでしょう。
責任のために自分を抑圧していくと、次は他者にもそれを要求するようになってしまいます。
山羊座は地のエレメントに所属するため、情緒よりも、現実的な結果を優先する星座。
責任を強く感じるにつれて、結果のみを追求して、他者に寄り添ったり、共感したりすることが減っていく可能性があります。
責任が強いのは大切なことですが、人生から喜びや楽しみや、他者と共有する感情的な歓びを見失わないようにすることが、山羊座の土星を持つ人にとってのレッスンといえるでしょう。
山羊座は【平衡感覚】を司りますが、これはしっかりと足元をかためて、揺らがずに、まっすぐ立つための感覚です。
まっすぐ立つためには、その空間に対して、上下・左右・前後の六方向を認識していることが不可欠。
空間全体を把握しているからこそ、そのなかで、バランスのいい立ち位置を見つけることができるでしょう。
先行きの見えない空間や、足元がおぼつかないスペースにいると、バランスは崩れてしまいます。
どこにいても、まっすぐに立とうとするこの平衡感覚が、社会のなかで心地よい居場所を見つけることを助けてくれるでしょう。
全体の状況を把握しながら、しっかりと自分の居場所を確保できるのが、山羊座の【平衡感覚】です。
どこにいても全体を俯瞰して、バランスの崩れているところ…遅れているところや滞っているところ、うまくいっていないところに気づくことができます。
また、まわりが危うく、ぐらぐらしているときでも、すばやく安定している場所を見つけて、確保することができるでしょう。
これが社会のなかで適用されるため、平衡感覚が磨かれるほどに、どこへいっても、うまくやっていくことができます。
自分に要求する基準がとても高く、誰かの下で作業するときでも、自分なりのベストを尽くそうとするでしょう。
不得手な部分や弱さを克服するよりも、強みをうまく利用することで、エネルギーを効率よく使うことができそうです。
これは自分にも、他者に対しても当てはまります。
社会的な常識やモラルを大切に考えます。
実用的であることに意識を置いているため、不可能な夢を思い描くことはありません。
しかし、その分、現実的な多くの物事を成し遂げることができるでしょう。
山羊座のキーワードは【I use・わたしは使う】
自分の持っている能力のすべて、エネルギーのすべてを使って、有限の時間のなかで、いまこの社会にとって有益で価値あるものを創り出すことが、山羊座の土星を持つ人にとってのテーマといえそうです。