占星術における土星は、長らくのあいだ、太陽系の惑星の中でもっとも遠い場所にあるとされてきました。
今日では土星以遠にいくつもの外惑星が見つかっていますが、土星が最遠だとされていた頃から、土星は街を守る外壁であり、門番のような役割を持っていました。
内部のものたちが安定して働くための安全装置として秩序を整え、規律を作り、それが守られるように働きかけるのが土星です。
そのために、ある種の厳しさを感じさせることがあるかもしれませんが、門番や管理人が不在となれば、たちまち秩序が乱れ、あらゆるものが不安定になるでしょう。
私たちに安定と信頼をもたらす星、それが土星です。