先日たまたまネットで『変革2027』というJR東日本が発表している、これから先の事業計画を見つけて読んでいたのですが、2027年というのは東京-名古屋間でリニアが開通する予定の年。
「どうして2027年なんだろう」と思って天文暦を見てみると、なるほど、天王星が双子座に入っているのでした。
それがどういうことを意味しているのか、何が起こるのかを、読み解いてみたいと思います!!
天王星は改革を象徴する星で、最新のテクノロジーと共に新しい発明を世界にもたらします。
科学やネットワークを司りますが、輸送や移動の手段とも深い縁のある星。
84年の周期で太陽のまわりをめぐり、ひとつの星座に約7~8年滞在します。
天王星はその滞在中に、星座やハウスが象徴しているテーマの新しい局面を明らかにするでしょう。
現在、天王星が滞在しているのは牡牛座です。
2018年から2025年の7年間、ここに滞在します。
牡牛座は「形として目に見えるさまざまな物質」を象徴しますから「これまでなかった新しいものが作られていく時代」を迎えているといえます。
ちなみに財政や金融、銀行といったものも象徴するので「お金の形」が変わる時期ともいえますね。
新紙幣の発行が2024年に予定されていますから、ずばり「お金の形」が変わるともいえますし、前回の「令和の社会予想」でちょこっと書きましたが、キャッシュレス化が進む可能性も大きいです。
天王星が双子座に入るのは2025年の7月ですが、その後逆行するため、双子座に天王星が落ち着くのは2026年頃となります。
ですから、天王星が牡牛座に滞在する2018年から2025年の間に新しいものが作られていき、その後、2026~2027年頃から本格的な運行が始まるのでしょう。
平成の時代の振り返りとなりますが、平成のはじまりの時点のチャートにおいて、天王星は3ハウスにありました。
3ハウスは「通信・運送・郵便・移動手段」を象徴するため、大きくそれらが進化したことについては、先に記事に書きました。
(リンク・平成の30年を振り返る 新元号「令和」決定!! 平成の30年を振り返る!!)
平成の30年の移動手段の変化として、若者の自動車離れ、自家用車からレンタカー、シェアリングカーへの移行というのがありました。
他のところでは、非接触型のいわゆる「交通系IC」が、全国の鉄道網に広がったのも、この30年の出来事です。
2001年にJR東日本がSuicaを導入して以降、瞬く間に広がっていき、現在では10種類のカードが存在し、相互利用できるようになりました。
平成の時代に急激に発達したものに高速バスがあります。
昭和60年で全国に1866便しかなかった高速バスは、現在(平成31)1日15,000便、年間1億1500万人が利用する「日常の交通手段」のひとつとなりました。
また近年に著しい勢いで普及率を高めているものに、LCC旅客数があげられるでしょう。
セールの時期を狙うと、数千円で沖縄や近距離アジアへ行くことも可能です。
30年前の平成のはじまりに学生だった私は、高くて飛行機のチケットが買えず、東京から60時間かけて船で沖縄へ旅しました!! それでも3万ぐらいした記憶があります
そして新しい令和の時代においても、天王星は3ハウスに入っています。
そしてまた2026年に天王星が落ち着く双子座はメディアや通信、伝達手段などと共に、公共の移動手段も象徴します。
ちなみに2025年というのは、海王星が牡羊座に、冥王星が水瓶座に入る、占星術上の一大変革期。
あと6年後には、ガラッと世界が近未来的な様相に様変わりしていることが予想されます。
先に示した通り、天王星が牡牛座に滞在する時期は、さまざまな物の形が新しい技術やテクノロジーを伴って生まれ変わっていく期間となりますが、2025年頃にはそれらがすっかり整って、社会に新しい世界が広がっているのでしょう。
現時点において計画されて交通機関の計画では、2026年に北陸新幹線の金沢-敦賀間が開通予定。個人的には早く大阪まで伸びてほしいところです。
2027年に羽田空港から東京・新宿・新木場の各エリアへの直通運転の開始。
そして東京-名古屋間のリニア開通です。
リニアが開通すると東京-名古屋間が40分で結ばれることになる予定です。
1時間半、2時間の通勤もザラにいる首都圏において、新設されるリニア駅が通勤圏内に充分になり得るでしょう。
岐阜の中津川あたりにできる予定の駅から名古屋まで15分で結ばれる予定ですから(現在は特急で50分)、名古屋の通勤圏も変わるかもしれません。
中津川や恵那市の住宅地価格は名古屋市内の5分の1以下ですから、買うなら今がチャンスでしょうか!?
緑の多い土地の広い家に住んで、サクッと通勤というのは魅力的ですね~
JR東日本の計画書にはいろいろ計画があるのですが、個人的には『ゲートレス改札の実現』が気になります。
ICカードをかざす必要もなくなるでしょうか。
各自動車メーカーによる自動運転の開発も、2027年頃にはかなり進化していそうですが、JRでも『ドライバレス運転』をめざすそうです。
 
これらは輸送・交通機関における改革ですが、双子座はメディア・ラジオ・メール・電話といった通信網も象徴しています。
これらの分野においても、更なる進化が起こっていくのでしょう。
双子座は教育も象徴しますが、今後はあらゆるところで教育が受けられるようになり、学校制度が変化するかもしれません。
先日、2017(平成29)に開校したオンライン高校のN高等学校が、今年は4,000人の新入生を迎えたというニュースを見ました。
生徒数は9,000人となり、今年度からはN中等部も開校するそうです。
生徒の中にはフィギュア・スケート選手や囲碁や将棋会で活躍する著名人も在学していて『やりたいことにエネルギーを使いながら、きちんと勉強できる』環境になっているようです。
参考
N高校
平成の30年がアナログからデジタルへの移行だとすると、オンラインが常態化された状態から始まるのが令和の時代。
こういった学びの場の多様化が、ますます広がっていくかもしれません。
昭和から平成、そして令和へ……時代の変容を日々体感ですね~!!
執筆 占星術師・小泉マーリ