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公開日:2021年11月27日更新日:2021年12月02日

土星はおよそ29.5年かけて黄道12星座を1周します。その間に土星は12星座帯をめぐりながら、社会の基盤のなかで古くなったものを手放し、再構築して、私たちが安定した生活を送れるように働きかけるでしょう。

土星は土台であり、構造となるものを象徴します。そこには時間があり、区切られた制約がありますが、社会が安定するために、また私たちが環境に適応するために、それは必要不可欠です。土台がなければ「どう振る舞えばいいのか」わからず路頭に迷い、人生が混沌としてしまうかもしれません。

この土台であり、構造の部分は、経験によって作られます。幼い頃にそれは作られ始めて、ティーンエイジャーの頃に完成するでしょう。しかし時代は移り変わり、私たちも成長します。その時々にやってくる土星のトランジットは、通過するハウスのテーマにおいて、改めてその構造が「現在において有用かどうか」を吟味し、古くなったり、機能しなかったりする場合に、再構築するようにうながします。いわば土台の定期点検といえるでしょう。

ですから土星があるハウスを通過するときは、そのハウスが関与する領域に意識的になる必要があります。場合によっては、そのハウスの構造を作り変える必要がありますが、そのことが私たちに強い緊張や抵抗や努力の感覚をもたらすかもしれません。たとえそれが古びて通用しないとしても、慣れ親しんだ構造を変えることには痛みが生じるのです。

私たちのエゴは変化を嫌い、抵抗します。エゴの観点からすると「土星は厄介で、試練を強制的にもたらし、抑圧する星」と感じるかもしれません。忍耐、努力、緊張、憂鬱感、時には痛みをもたらすため「運が悪い時期」だという気もするでしょう。

しかし実際に土星は、本来持っている自分の可能性をもっと表現するように働きかけているに過ぎません。土星のトランジットで体験する、さまざまな出来事は、決して不運だからでも、外的な障害でもないのです。そう感じるとしたら、みずから負うべき責任から逃れようとしている可能性があります。もし責任を回避しようとしても、私たちの無意識の領域はそれを見逃さず、土星のトランジットによって、自分を表現するように働きかけるのです。その意味においては土星がもたらすいかなる出来事も、自身が招き寄せたものであり、月にとってはショックでも、太陽にとっては自分を表現させる手段にしかなり得ないでしょう。

土星のトランジットに心地悪さを感じても、それは本人が本当に人生で望んでいるものを手に入れることを助けてくれているのです。本当に何を求めているのかに気づいていれば、土星がそれを実現させていることがわかるでしょう。達成や実現は土星の助けなしには成し得ません。もし土星が何らかの損失をもたらすとしたら、それは真実のところで、あなたが望んでいないのでしょう。エゴは喪失を惜しく感じるかもしれませんが、本当の人生を歩むためには手放していくことも大切です。特に土星が終わらせようとしている人間関係は、手放していくことが必要かもしれません。

土星の通過は必ずしも悪い方向へ向かうということはなく、むしろその時々において、もっとも自分自身にフィットしたものを感じているのであれば、それをより強固なものとして構築してくれるでしょう。どこかで負荷をかけていたり、本当に自分からかけ離れたりしているときに、土星は不快さを強調して、拒絶の感情を高め、変化をもたらすのです。

土星があるハウスや惑星の上を通過したときに、気分が沈んだり、身体や心に何か症状が生じたりしたときは、そのハウスや惑星の示すテーマに適応できていない可能性があります。そのことが問題ではなく、それは大半の人が体験するものであり、真の自分に気づかせるための作用です。ですから、その葛藤に気づきながら、そのハウスに沿った自身にとっての真実を探求してみてください。土星は私たちを「統合」へと導いてくれるでしょう。

土星は真の自分と向き合うことを助けてくれます。土星が通過するハウスは、私たちがいま、まさに目覚めようとしているテーマを示しているのです。

土星のトランジットをチェックしましょう!

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