守護惑星である海王星が魚座に回帰している、この数年は、ある意味とても魚座らしさが際立っている時期といえるかもしれません。特に2019年は木星と角度を作っていたために、より強調されてもいたでしょう。海王星の影響が強くなると、目の前の困った人を助けずにいられなくなり、頼まれると断れず、愛する人のために自分を捧げたくなってしまうかもしれません。相手の望んでいるものが、実現されるまで、それをやり続けてしまい、しかしそうして心身が疲れきると、今度は誰かや何かに頼りたくなるような気持ちになって、自分で自分を放っておくようなことが起こるでしょう。その繰り返しに振り回されて、日々が流れるように過ぎていたかもしれません。
忙しく、目まぐるしく、関.わる人たちのために時間が飛ぶように過ぎていくときですが、自分のためにやさしくすることが、何よりも大切です。放っておかないこと。投げ出さないこと。特に自身の小さなものに対する感性がとても高まるときでもあるので、植物を育てたり、誰かが心をこめて創り出したものを愛でたり、人々が守ってきた祈りや伝統に触れることが、しあわせな気持ちをもたらしてくれるでしょう。
特に守っていきたいような、育てていきたいような、他の人にはわからないかもしれないけれど、自分だけは理解できるものを見つけることのできるときです。いつも誰かのために時間を作っていると、それを見つける余裕がないかもしれません。自分のために時間を作って、旅をしたり、何かを学びに出かけたりしたときに、それを見つけることができるでしょう。
忙しくなると、自身のペースや身体の心地よさをつい忘れてしまいがちですが、健康であることが何よりもメンタルの安定につながります。毎日の家事や自分自身のメンテナンスを丁寧にすることが、魚座をすこやかに保つのにおおいに役立つでしょう。毎日、その瞬間瞬間を丁寧に味わい、過ごすことが、自分の充実した世界を完成させるための近道です。
2020年も引き続き、いろいろなものに巻き込まれていくことになりそうですが、あなたにとって最善のものと巡り合うために、普段から直感を信頼してください。おかしいと感じたら、それはおかしいのです。それを疑う必要はありません。その直感を高めるためには、いつも身体が元気でいることが大切です。体感覚が研ぎ澄まされていることで、直感がどんどん冴えていきますから、疲れを感じた時は早めのリセットを意識してみてください。
不思議な縁に助けられたり、巻き込まれたりすることの起こる2020年です。自分の力を人に捧げることが多いのですが、困ったときには不思議と人から助けられることも多いのが魚座。他者とのやさしいつながりが、さまざまな面での信頼とチャンスとを広げてくれることになるでしょう。
2020年の金運を上げるコツは自分を大事にすること。それに尽きます。大切な誰かのため、あるいは大きな目的のために自分を捧げようとする場面が増えるかもしれませんが、本当にしっかりと力を費やすには、キチンと自分自身が整っている必要があるでしょう。愛する人を大事にするように、自分を大切に愛おしむことが、安定した成果を出すことにつながります。
魚座の持っている癒しの力、感受性、人を安心させて和ませる魅力が、変化の多い2020年の人々にとってのオアシスとなるかもしれません。世界の価値がどんどん変容し、古いものが滅んで、新しいものが生まれてくるときですが、周りがどうであろうとも、自身が大切にしている世界観を構築し、それを自分にとってぴったりくる形で表現することが、人を惹きつけます。
多くの人たちが迷い、不安を感じ、また感情の行きどころを失いやすい1年です。そんな時に彼らがエスケープするための、やさしいひとときを提供することができると、多くの人たちから求められることになるでしょう。魚座には底なしの愛と魅力とがあることを忘れないでいてください。