2019年の双子座は対向の射手座に木星が、90度の魚座に海王星が位置するということがあって、本来の持ち前である「軽やか」で「柔軟」で「スピーディ」という質が存分に発揮できたという人が多いのではないでしょうか。海王星が自分の制限をはずして、木星が生まれ持った可能性を開花させようとするため、2019年に、これまでいた場所を卒業して新しい次のステージに入った、という人もいるかもしれません。
双子座にとって2020年は、この流れを引き継いで、スタートアップさせたことを形にしていく時期。学んできたこと、新しく始まったこと、頭の中に詰まったアイデアを、目に目える形に落とし込むことで、確実に力が増していき、実績が積み重ねられていくでしょう。
実際にそれらが本格的に波にのって順調に進み始めるのは、2021年になってからかもしれません。イメージとしては、2019年に大きな追い風がやってきて飛躍し、ふわりと着地した新しい場所において、2020年はじっくりと世界を広げて確実なものにしていく時期。ここでしっかりと耕しておくと、2021年にそこから、また別の可能性が一気に広がっていく感じなんですね。
なので2020年の双子座は、ちょっとがんばりどき。集中して落とし込む、ジッと留まってやり遂げるといったことがポイントとなるでしょう。本来の質とは違ったところを使う必要があるので、チャレンジとなるかもしれません。
だけど、そこは双子座らしく、気難しく構えるのではなく、ちょっと難しいクイズや謎解きにトライするように、いろいろな角度からアイデアをつなぎ合わせて、パパッと仕上げていく……ということを繰り返していったほうがうまくいくでしょう。また煮詰まったときの気分転換には移動と旅行が一番です。カフェを渡り歩いたり、フラッと旅に出たりして、新しい風を感じることで、別のアイデアがやって来るかもしれません。
双子座って、生来の頭の回転の速さで、本当にビジネスセンスがある星座だなって思います。「こんなこと、やったら、イケるんじゃない?」っていうことを急に思い付いて、それをあまり長く温めるよりも、パッと勢いでやってみたり、出してみたりしたほうが、うまくいく人が多い印象ですね。スピードが身上なので、時間をかけると、だんだん面倒になり、自由を奪って足を引っ張る案件に変わってしまうので、その場で決めて、先手を打っておくぐらいの方がうまくいきます。
思ってることや感じていることも溜め込まないほうがいいですね。何かあったらコンパクトにパパッと話す。その場で解決する。面倒くさいと感じる物事ほど、それを意識して、あまり重くなる前に済ませるのが正解。こじらせてしまうと、双子座は面倒になって、その話し合いそのものを回避する傾向があるのですが、それでは信頼を失うことになります。ちょっと面倒だなと思っても、相手と自分の感情に触れることができると、その人とは信頼が生まれるでしょう。そのためには「なるはやで処理」が一番です。
わたしの印象では双子座って、メイク・マネーのセンスがめちゃめちゃある星座なんですよ。そもそも双子座って、アイデアを見つけて来ることを象徴するサインなので「これをこうしたら売れるんじゃない?」とか「こういうの、みんな、このタイミングで欲しがってるよね」ということに、パッと気づきやすいんですね。気づいたら、即座に動くことで、お金を作り出すことができるんです。それでビジネスで成功している双子座はたくさんいますね。ただ、そのセンサーは自分の気になることにしか向かないので、お金を稼ぐことに気が向かない人はとことん無頓着です。
2020年は前年にふわっとジャンプして辿り着いた場所から、新しいアイデアを見つけ出していくときです。既存のやり方をフォローするのではなく、自分の良さの活かし方、使い方を創り出していく感じとでもいいましょうか。持ち前の柔軟性を使って、自分の好きなこと、得意なこと、頼まれなくても勝手にやっていることと、まわりが求めていることを連想ゲームのように結びつけていくと「こんな感じでやったらどうかな?」というアイデアが出てくるかもしれません。
そして、新しいアイデアが出てきたら「こんなこと、できるのかな?」と、自分の中で練り込むより先に、口に出してみる、外の世界に投げかけてみるのが正解。「こういうのやりたい人いる?」「欲しい人いる?」と、たくさんのボールを投げて、外に呼びかけてみることで、その反響から何をすればいいのかが、おのずと見えてくるはずです。